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創価母のつぶやきブログ

信仰人生42年の経験と思う事を綴って行きたいと思っています。

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Posted by mimipita on  

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創価学会初代会長 牧口常三郎氏 8

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とうとう昨日から雪が降り始めました。冬の到来です。

牧口初代会長は1943年(昭和18年)7月6日 72才の時に、特高警察により、
逮捕された。「治安維持法」違反及び「不敬罪」によるものだった。
同日、理事長の戸田も逮捕された。

伊豆下田の須崎の知人宅で逮捕された牧口は、刑事をしばらく待たせ、着物を着、
袴を付けた。下田署までの5kmの道のりを毅然と歩いた。まるで刑事を従えてるように。

下田署で一晩留置され翌7日、東京の警視庁に向かった。
警視庁の5階で約1ヶ月半の厳しい取り調べを受けた。
取調室は、1坪ほどの広さで真ん中に机が二つ置いてあるだけの部屋で、
窓には太い鉄の策がはめてあった。

牧口の取り調べには特高2課の課長があたった。
牧口はどんな質問にも普段と同じように悠然と自分の信条のままに述べた。
「創価教育学会の信仰理念の依拠する所は、日蓮正宗に相違なきや」の質問に、

牧口は「創価教育学会は、日蓮正宗の信仰に、私の独自の価値創造論を採り入れた
ところの立派な一個の在家的信仰団体であります。」と答えている。

牧口は創価教育学会と宗門とは、別のものであると明確に区別していた。
そこには、日蓮仏法に脈打つ「立正安国」の絶対平和の精神はすでに
学会にしか流れていないという血を吐くような思いがあった。

牧口と戸田は、東京拘置所に移ったばかりの時、短時間の
面会が許された。「先生、お体を大切に・・・・・・」戸田はそう言うのがせいいっぱい
だった。これが、師匠との永遠お別れになったのだ。


牧口が拘置されたのは、東京拘置所の第四舎と呼ばれる建物の2階の独房
だった。3畳の板の間に薄い畳が2枚しいてあり、木の蓋を開けると、
トイレと洗面所になるように作られたイスと机が備え付けられただけの、
薄暗い部屋である。
冬などは底冷えがし、持病のひざが痛み、指も凍傷にかかるほどだ。
しかし、10日に1度出す事が出来た家族宛の手紙には、
「一人住まいのアパート」や「思索が出来てかえって良い」など、家族への
気配りの内容を書いていた。

牧口の獄中の書簡は、家族への具体的な配慮や励ましに満ちていた。
その書簡もところどころ、検閲で消されていた。

牧口は予審判事の取り調べや裁判での陳述が身を持って出来る、
国家諫暁だと思い定めていた。

予審判事の取り調べが始まったのは起訴から5ヶ月後の1944年4月に
入ってからだった。
予審判事の取り調べは、東京刑事裁判所で行なわれた。
拘置所からバスで移動する。いつも15人ほどの収容者が、手錠をかけられ
編み笠をかぶせられ、数珠つなぎで護送された。

牧口はここでも予審判事に仏法の正義を説いた。
そして言い足りない事を文書で陳述書を書く事を許された。
牧口は自ら取り調べ調書を書いたのだった。

拘置所の独房で、毎日、筆をとって約1ヶ月かけて書き上げた。
1冊の本になるくらいの厚さだった。7月4日の書簡にはそれを予審判事に
提出したことが、記されている。

この自筆の調書は、日蓮の「立正安国論」に比すべき、牧口の烈々たる執念の
「諫暁」の書だったといえる。
しかし、その内容を知る事は出来ない。敗戦により、後難を恐れた予審判事が、
人知れず処分したと言われているからだ。

牧口が病艦へ移る事を希望したのは1944年(昭和19)11月17日のことだった。
すでに死を予想していたのか、すべて洗濯したものを身に付けていた。

「おぶってさしあげましょうか」
看守が、牧口の体の衰弱を見て声をかけた。 牧口は静かに断った。
「せめて手でも引いてあげましょうか」
「ひとりで歩けますから、ありがとう。・・・・」 2、3度よろけはしたが、一人で
病艦に歩いてゆき、ベッドに横たわると、ゆっくり目を閉じた。
老衰と極度の栄養失調だった。

翌18日午前6時過ぎ、牧口は眠るようにして73才の生涯を終えた。
その顔にはやるべきことをやり終えたという、穏やかな安堵の表情が
漂っていた。

『・・・・カントの哲学を精読している。
百年前、及びその後の学者共が望んで手を着けない「価値論」を
私が著し、しかも、上は法華経の信仰に結びつけ、下数千人に実証したのを
見て、自分ながら驚いている。
これ故、三障四魔が粉起するのは当然で、経文通りです。』

10月13日に家族に送ったこの書簡が、彼の絶筆となった。



最後まで見て頂きましてありがとうございます。
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